2025年度『心理療法セミナー 2025』


NPO法人K-son’s Partner 主催
『心理療法セミナー 2025』

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皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じます。

さて、私どもの法人では、設立以来、いろいろな領域で活躍している心理療法家の養成や訓練に資する研修機会の提供をしてきました。法人の前身である溪蓀塾からはじまって、40余年の心理療法家養成と心理療法実践の経験を活かし、現代的な課題に注目しながら、研修機会を企画してきました。その中で特に今年度は、経験豊富な心理療法家のための研修会を企画しました。全5回で行う心理療法セミナーではご好評をいただいた昨年度同様、さまざまな領域で長く活動してきている、法人所属の心理臨床家を講師としています。心理療法をもう少し深めてみたいという実践家の方や、現代的な心理療法の考え方や教科書的なことでは満足できていない方々に向けて、自信をもってお誘い申し上げます。

『 心理療法セミナー 2025 』

【日程とテーマ】

1. 6月22日(日) 『岡田康伸創案の“グループ箱庭”を通じて心理療法を考える』

『グループ箱庭』は魅力的な技法であるにもかかわらず、今はひっそりと埋もれつつあります。集団で行う箱庭とは一線を画します。岡田先生の創案された『グループ箱庭』の原法では実は多くのルールがあり、定められた数人でルールの縛りの中で一つの作品を制作するので、出来上がった箱庭作品はまるで一人の人の作品のようになるのです。これによって心理療法の理解が深まります。

2.7月21日(月 祝) 『プレイセラピーから生まれるもの』

プレイセラピーの場では、言語では表現しきれない深さと幅広さで、Cl(子ども)のこころ(たましい)の“物語”が生まれます。それと同期してTh(治療者)のこころの内にも“物語”が生れてきます。 ClとThが共有する場で、二人で創り上げる“物語“は、まるで一本の大樹のように立ち現われるのです。その不思議さと魅力に触れてください!

3.9月21日(日) 『セラピストの態度』

クライエントが語る辛く悲しく痛みをともなう内容ならセラピストはただ聞くことができるでしょう。しかしそれがどのように語られる(表現される)かとか、どのように聞くかに焦点を当ててしまうと心理療法という本題から遠くなっ

てしまいます。今回のテーマである『セラピストの態度』とは、心理療法における最も重要な課題だと考えますので、プレイセラピー事例を通じて迫ってみます。

4.11月16日(日) 『ことばのちから』

ことばにはとてつもなく大きなちからがあります。人々は人間関係に肯定的な面のみを捉えがちですが、実は破壊的な側面もあります。支援者がどれだけ高い専門性と善意でかかわっても、理解を超えていて関係を作れないことばの存在は、時に悲劇的です。“自閉症”や‟知的障害”と言われる人々が教えてくれる「ことばのちから」について考えます。

5. 2月15日(日) 『たましいの危機と向き合う』 ※オンライン

緩和ケアの現場では、『たましいの危機』と日常で出会います。その時に生じてくる、「自らがこれまでどのように生きてきたか」とか「どう生きたいのか」という疑問は、Thにとっても他人事ではありません。この本質的な問いに真摯に向き合うことが求められるために、Th自身のたましいに深く食い込む事態が起こることになります。

☆ いずれも10:00~16:00

10:00-13:00 講義・事例

14:00-16:00 ライブ面接

※ 1~4はオンライン、オンサイトのハイブリッド型。5はオンラインのみ。

【参加方法】

オンライン:Zoom使用

オンサイト会場:浜松市中央区初生町1213 ※ 駐車場はありません

【定 員】 1回につき 20名以内 (オンサイト参加は最大8名)

【講 師】

中島登代子(1) 大阪生まれ。浜松と鹿児島を拠点に臨床活動。元常葉大学大学院教授。専門は臨床心理学、表現療法、夢分析。芸術家の心理臨床やスーパーヴィジョンなどを行っている。臨床心理士・認定スポーツカウンセラー

根木明子(2) 小学校に教員として在籍し、主に「特別支援教育」の枠で児童・保護者と関わる。在職中に臨床心理士を取得し長く訓練を続けてきた。現在は浜松市教育員会で特別支援教育に携わりながら、当法人で心理面接者として、保護者の心理療法とプレイセラピーを担当している。臨床心理士・公認心理師

前田章(3) 大阪府生まれ。愛知学院大学で学生相談に従事して14年。その前には家庭児童相談室、学校臨床、精神科クリニック、就労支援などに従事し、近年は大学附属臨床心理相談室での心理臨床やスーパーヴィジョンを行なっている。臨床心理士

高木紀子(4) 自閉症、知的障害児・者を対象とした「ふくふく」を立ち上げ25年目。現在は特別支援学校を中心としてスクールカウンセラーとして活動し、教職員へのコンサルテーションなども行っている。臨床心理士・言語聴覚士・社会福祉士

槇山春香(5) 岐阜県生まれ。鹿児島県の複数の病院で緩和ケア(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病や難病、HIVなど)の患者・家族へ心理臨床活動を続け23年。現在、鹿児島大学大学院臨床心理学研究科特任助教として大学院生への指導助言と初回面接・母親面接などを担当している。臨床心理士・公認心理師

【参加条件】

1. 臨床心理士

2. 臨床心理士指定大学院修了生

3. 医師

4. 公認心理師

5. 教育・医療(看護等)・福祉・行政・司法に携わるか現職の人

6. 医学部学生(医師免許取得予定者) 、または臨床心理士指定大学院生

※上記1~6のうちの一つ以上の条件を満たし、かつ、事務局で許可する人

※臨床心理士以外の方は、誓約書により守秘契約を取り交わさせていただきます。

【参加費】

各回参加 25,000円

(法人会員・大学院生・当法人連続セミナー修了者、これに準ずる者 18,000円)

全日程参加 100,000円

(法人会員・大学院生・当法人連続セミナー修了者、これに準ずる者 70,000円)

★臨床心理士有資格者の方には、公財)日本臨床心理士資格認定協会 臨床心理士教育・研修委員会規程に

基づくポイントの申請を予定しています。 (※但し全日参加の場合のみ)

【申込方法】

グーグルフォームにてお申し込みください。

https://forms.gle/CqLWwWs3eKH9khPt9

※ グーグルフォームでのお申し込みが難しい場合は、法人事務局までメールにて ご

連絡ください。

※1 申込み多数の場合はお断りすることもあります。

※2 申し込み時の個人情報は当法人の研修に係る連絡以外には使用しません。取得した個人情報は事務局で責任をもって管理し、利用目的に照らして不要となった個人情報については、速やかかつ適正に削除・廃棄いたします。

【申込期日・時刻】

開催前週の月曜日(開催日6日前)18時00分までにお申し込みください。

※ 事務局の参加許可を得てから参加費を入金してください(開催前週木曜日までにご入金ください)。

※参加費入金の確認をもって申込み手続き完了とさせていただき、ZoomのURLおよびIDを、ご指定のEメールアドレスにお送りします。当日は開始時刻の10分前からアクセス可能です。お送りしたURLからご参加ください。期日・時刻が過ぎてのお申込みは、ご参加いただけない場合があります。

【留意事項】

◆ 振り込まれた料金は原則返金できません。参加者のWi-Fi環境不調等により接続不可能の際は返金しませんのでご注意ください。ホスト側に問題が発生し、全面的に開催中止となった場合は返金させていただきます。Wi-Fi環境の不調が、参加者の個人的な責任でない場合(大きな災害等)は、返金対象となります。

◆ 写真撮影、スクリーンショット、録画、録音等は固くお断りします。

◆ オンライン参加の場合、ビデオカメラをオンにした状態での参加をお願いします。

◆ オンサイトは9:45受付開始になります。

◆ 会場での飲食は可能です。

◆ オンサイト参加の方は、体調に充分留意し、感染予防へのご配慮をお願いします(マスク推奨)。

以上

【申込み・問い合わせ先】

事務局メールアドレス:ksons.p.office@gmail.com(担当 高木)

【主 催】

名称 NPO法人K-son’s Partner

所在地 浜松市中央区初生町1213 永吉ビルA

法人HP;https://k-sons-partner.amebaownd.com/


NPO法人 K-son's Partner

浜松市で活動する心理臨床家集団です